売掛金未収への対策・注意事項(まとめ)
ポイント① 売掛金を未収のまま放置しないこと
売掛金を未収のまま放置してしまうと、相手方の状況がより悪化し、回収できないリスクがより高まってしまう
ポイント② 相手方(取引先)の資力(収入源等)を確認すること
個人の場合
・会員の勤務先を確認し、安定した収入源(給与等)が見込まれるか確認する
・会員が自営業の場合、当該会社あるいはお店が営業しているかどうか確認する
取引先の場合
・特に取引金額が大きいものについては、事前に、帝国データバンクなどの信用調査会社の報告書を入手するなどし、相手方の資力を確認する
共通事項として
・担当者一人だけではなく、上司や事業所責任者も含めて取引のリスクを判断する
ポイント③ 売掛金が発生しないような取引方法を検討・実施すること
特に取引金額が大きいものや支払が遅れ気味の取引先については、売掛金が発生しない方法(前払い・代引き等)を検討する
●注意事項● 仮に裁判(裁判手続)で勝訴したとしても、売掛金が 全額回収できるわけではないこと
勝訴(=債務名義を取得)すれば、給与や銀行口座等を差押えることができるが、相手方に差押えできる財産がなければ、回収することができない
<まとめ>
売掛金の未収が発生しないようにすることは勿論のことながら、実際に未収が発生し、回収できないという最悪の事態を防ぐため、相手方の資力を確認することも肝要