ゴルフ場売掛金未収事例

ゴルフ場売掛金未収事例

令和3年頃、約6か月の長期期間のプレー代金の一括請求が未収となり                                                                 約22万円の売掛金が発生してしまった事案


<NGな点>

・売掛金が未収であるにも関わらず、半年近く来場が続いたこと

現在の一括請求の制度上発生することはありえません(⇒2か月未収で予約停止)

・当該会員は自営業であり、特定の収入源(給与等)が確認できず、後に法的手続を進めても、売掛金全額を回収することができなかった

 

<その後の経過>

・支払督促(法的手続)を実施し、債務名義を取得して、把握できた情報のみで給与等の差押えを行ったものの、少額しか回収できなかった

債務名義‥差押等の手続きに必要な債権の存在及び内容を公的に証明した文書

・現在、当該会員の住居と連絡先は把握し、同会員は不定期で任意弁済をしているが、未だ全額回収できていない

 

<事前に対応すべきだったこと>

売掛金を未収のまま放置しないこと

売掛金を未収のまま放置せずに迅速に毅然と対応して、会員に対して、未収を早期に解決する必要があることを理解させること

放置してしまうと、未収のままでも問題ないゴルフ場だと認識されてしまう

 

・相手方(会員=個人)の収入源を入会前/未収発生時に改めて確認すること

・会員の勤務先を確認し、安定した収入源(給与等)が見込まれるか確認すること

・会員が自営業の場合、当該会社あるいはお店が営業しているかどうか確認すること

 

会員の収入源に疑いがある場合は面談等により資力や信用に足る人物かどうか見極める必要あり